フロントバンクは、通常の無鉛ハイオク仕様ではデトネーションが起きてしまうことがある。その場合の対策方法は圧縮を落とすしかないのだが、あまり落としすぎてもパワーダウンしてしまう。パワーダウンを極力さけて、比較的デトネーションが起こらない方法を記載しておくので、参考にしてみてください。
M's推奨 フロントバンクのデトネーション対策
シリンダー ヘッド 対策
刻印 L 刻印 H この組み合わせでSTD比0,2ミリ圧縮ダウン
刻印 L 刻印 L HRCベースガスケット0.6ミリを使用で、STD比圧縮0,1ミリダウン
刻印 H 刻印 H HRCベースガスケット0.6ミリを使用で、STD比圧縮0,1ミリダウン
シリンダー、ヘッドの刻印とデトネーション
'97にレギュレーションの変更により、レース使用ガソリンがAVガスからよりストリートに近い無鉛ハイオクに変更となった。この無鉛ハイオクガスというのは、AVガス設定の圧縮状態で自然発火してしまうので、シリンダー内で勝手に高温の爆発を起こしてしまう。これは、STDから、ヘッドとシリンダーの高さをわずか0,2ミリ高圧縮に変更しただけで頻繁に起きてしまうようになる。これにより、ヘッド、シリンダー、ピストン周りなどにあばた状の融解ができるのがデトネーションで、深刻なトラブルの原因となることもある。そのため、基本設定を無鉛ハイオク用に見直すための、データーを掲載するので、参考にしてみてください。
これがデトネーション
年式 クラッチ シリンダー ヘッド(フロント) ヘッド(リヤ)
'94〜 湿式 刻印 H 刻印 H 刻印 H
乾式 刻印 L 刻印 L 刻印 L
'90〜'93 湿式 刻印 H 刻印 H 刻印 H
乾式 刻印 L 刻印 L 刻印 L
('90〜)NSR250Rシリンダーとヘッドの組み
デトネーションによる異常高温の爆発によって、ぶつぶつと溶けてしまったヘッド。溶けた金属が落ちて固まり、シリンダー、ピストンを傷だらけにする。
はげしいデトネーションの熱により破損したピストン。当然シリンダーもズタズタになる。破片は落ちてクランクをダメにすることも。
基本的にヘッドとシリンダーの刻印はそろえる。
HマークシリンダーとLマークヘッドでは、圧縮が高すぎるため、デトネーションが多発する可能性がある。
ノーマルのベースガスケットは0,5ミリです。
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