RCバルブ全”閉”固定???
そこまでいかなくても、走行1万キロくらいでRCバルブ周りにカーボンがたまり、High側まで行ききらず、手前1センチくらいのところで止まっている車両は以外に多い。
この状況でRCバルブを交換すると、「自分のバイクって本当はこんなに速かったのか」と思うほどの違いがある。
RCバルブの全閉固定って???全開固定の間違いじゃないの?
自分には関係ないなどとは思わずに最後までぜひ読んでみてください。
かなり多くの人が、本当は直面している問題です。
パワーアップのヒントになるかも。
RCバルブ Lowの状態
RCバルブ Highの状態
RCバルブをあたかもリミッタ−の一種のように考えている人もいるが、やはりちゃんと役割のある重要な機構である。
RCバルブやYPVSなどは排気デバイスを装置のこと。排気デバイスとは、高回転高出力設定のエンジンの排気ポートの面積を中低回転域では小さく変更することにより、中低域でのトルクアップをねらったもの。ちなみに、この機構はRS、TZ、NSR500/250、YZR500/250などにも装備されている。
RCバルブの役割とは?
やじるしで示したのは、Highの状態の時にRCバルブが格納されるPit。この中にカーボンがたまる。
RCバルブ自身にカーボンが付着する。
これは、YPVSバルブなどにも起こる。
RCバルブ周りにカーボンがたまると、RCバルブの作動が大きく制限され、排気ポートが常に狭い状態となり、出力が大幅にダウンする。さらに状態が悪化すると、RCバルブの固着(まったく動かない)が起きる。その場合、High側、Low側、もしくは中間で固定されてしまう。High側で固定されてしまうと中低域を、Low側で固定の場合は高回転域を中心に調子が悪くなるし、中間で固定の場合は最悪で、すべてにおいて調子が悪い。
恐怖の全閉固定!!!
エンジンをかけて、2000回転付近でサーボモーターがHighになったのを確認し、キルスイッチをOFFにする。その状態でRCバルブのプーリーとベースの切り欠きの位置をワイヤーを調整して合わせる。
レース仕様の場合は、さらに排気ポート側より指を入れ、シリンダーとバルブの段差がなくなるように調整する。(標準調整では2〜3ミリは飛び出している。この設定にすると、高回転はよくなるが、中低域は若干のトルクダウンとなる。)
注意!!
必ずキルスイッチ、メインスイッチはOFF状態で作業すること。
タイヤを回したり、キック、エンジンを絶対に動かさないこと。
重大な事故につながるおそれがあります。
また、カーボンがたまった状態でRCバルブの調整を行うと、エンジン不調の原因になります。
RCバルブの調整方法
カーボンの除去を行う。RCバルブは単品でも手に入るので、交換は難しいことではない。しかし、シリンダー側のRCバルブPitのカーボン除去はシリンダー内を傷つけないように細心の注意が必要。溶剤を使っての除去はメッキを侵食する成分を含むものもあるので、気をつける。
パワーを復活するには