どんな症状として現れる?
上下シリンダーを取外し、上シリンダーにオイル混合ガソリンをなみなみと入れ、ゆっくりと軽くクランクを回す。
しばらくして、下シリンダーに混合ガソリンが流れ出てきたら、クランクのセンターシールはダメである。この場合、クランクごと交換となる。
センターシールの点検のしかた
原因不明の焼きつき
なぜ、焼きついてしまったのか見当がつかない・・・
という場合、クランクのセンターシールの破損が原因ということが結構ある。
クランクの中心部のシールが消耗してしまい、クランク室の密閉が保てなくなり、反対側のケースに混合気が流出してしまう現象である。
これによって生じたガス不足から、セッティングが薄くなり、焼きつきを起こしてしまう。
NSR250Rのクランクのセンターシール
この症状は、走行20,000キロくらいのクランクから多く現れる。
オーバーホールの時には必ず点検してほしい。
レース車両の場合、セッティングがデータより大きくずれてジェットの番数が大きくなっていくときは、まず疑ってほしい。
ストリートのノーマルエアクリーナBOX装着状態ではさらにやっかいで、ソレノイド、サブジェットが勝手に調整してしまい、症状がわかりにくく、知らずに回して焼きつかせてしまうことになる。
バッテリー、電装系、吸気系に異常がないのに、エンジンのフケが悪い、なんか調子が悪い、セッティングがあまりにも出ない、という時には点検してみたほうがよい。
症状が進んでいるのに気づかず全開にすると、必ず焼きついてしまう。ご注意!
センターシール点検時は火気厳禁!スイッチはOFF状態で調べること。キックには手を触れないこと。タイヤを回さないこと。
やじるしの部分にセンターシールがある。残念ながら、シール入りベアリングのみの部品設定がない。シールがダメになったら、クランク交換となる。
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上(黄やじるし)からオイル混合ガソリンをなみなみと注ぎ、ゆっくりと軽くクランクを回す。しばらくして下(青やじるし)から漏れ出たら、センターシールはアウト。